父の年賀状

父が元旦に年賀状を取りに行くから運転してくれと言います。
父は普段は別な住所に住んでいるのです。
その年賀状は200枚はあります。 現役を引退してもう数十年も立つのに大した数です。

もう整理したらと忠告しますが全く聞く耳をもちません。
最近も数枚ずつ増えているようです。 だから年賀状には異常な執念を燃やしています。

それを知っている私は黙って年賀状を取りに行く父を乗せていきます。
「ちょっと待っててくれ」 父は年賀状を取りに行きます。
やがて手に100枚以上の年賀状を持って喜んで戻ってきます。
帰りの車は静かに年賀状を確かめています。 それが生きている証なのかもしれません。

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このページは、xgが2011年1月 3日 22:57に書いた記事です。

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